貴重書籍の非破壊電子化の決定版
「ブックエッジ」

「非破壊スキャナー」とは、電子化する際に書籍を“破壊”（通常は書籍の背表紙を裁断すること）せずに電子化出来るスキャナーを指します。

従来、最も一般的なスキャナーはバラの書類を対象とした「破壊スキャナー」でした。製本された書籍をスキャンすることも不可能ではありませんが、機材の構造上原本の背表紙を裁断し、1ページずつバラバラにスキャンする必要があり、一冊しか残っていない貴重書籍、傷をつけられない劣化した書籍には使えない傾向がありました。そこで登場したのが「非破壊スキャナー」です。

「非破壊スキャナー」にはいくつかのタイプが存在しますが、いずれも書籍を開いた状態でスキャニングすることが可能で、原本を裁断したり傷つけることなく電子化出来ることが大きなメリットです。

最近ではスマートフォンのカメラやアプリを使って撮影することも一般的になりましたが、スマートフォンを使う場合書籍の喉奥まで映すことが難しく、また画質や画像補正に代表される多彩な機能も本格的なスキャナーには及びません。

厚みのある専門書や原本の少ない貴重書籍の電子化には、「非破壊スキャナー」が最も優れていると言えるでしょう。